この素材の性質
板ガラス(英:plate glass;sheet glass; flat glass)とは、一般的に厚みの大きな板状のガラスの総称です。板ガラスは普通板ガラス、型板ガラス、磨板ガラス、安全ガラスなどに大別されます。さらに普通板ガラスは、無色透明なガラスと片面をすったすりガラスに分けられます。建築物や交通機関の窓、ドアや間仕切り、ショーケース、温室、鏡などに広く使われています。
板ガラスは、耐候性に優れ安定に製造できる必要性から、次のような組成がとられています。SiO2(71~73%)、Na2O(12~15%)、CaO(8~10%)、MgO(1.5~3.5%)、Al2O3(1.5%)。主原料は、珪砂(けいさ)、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)、石灰石、苦灰石、長石、ボウ硝(硫酸ナトリウム)などで、それにカレット(くずガラス)を混ぜ、タンク窯と呼ばれる溶解炉に供給されます。
もっとも多く使われるのは無地の板ガラスで、主に2ミリメートルから25ミリメートルの厚さのものが生産されていますが、さらに薄いもの・厚いものも作ることができます。日本電気硝子株式会社は、厚さが30μmと世界最薄の超薄板ガラス「G-Leaf」をはじめとするガラス素材を「CEATEC JAPAN 2014」(2014年10月7~11日、幕張メッセ)に出展しました。
素材の主な用途
建築物、交通機関の窓、ドアや間仕切り、ショーケース、温室、鏡など。
印刷の可否・手順
【印刷の可否】
△
表面を清浄してから、PR-100プライマーを併用して印刷します。
印刷サンプルギャラリー
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