株式会社 グラフィッククリエーション

オレフィン系エラストマーへのインクジェットプリント

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この素材の性質

オレフィンの正式名称はポリオレフィン(polyolefin)で、ポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)など、炭素(C)と水素(H)のみで構成され、燃やすと水と二酸化炭素になる樹脂の総称です。

ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(英:Thermoplastic Polyolefin/TPO)は、比重が軽く、耐熱性・耐候性・耐オゾン性・耐薬品性に優れています。エラストマー(elastomer)とはゴム弾性を有する工業用材料の総称です。熱可塑性とは、一定以上の温度まで加熱すると柔らかくなり、簡単に加工でき、冷えると固まるという性質を指し、他の熱可塑性の素材にはSBS(スチレ系エラストマー)、TPU(ウレタン系エラストマー)などが存在します。

熱可塑性エラストマー(TPE)は、プラスチックの優れた加工特性と、製品開発者や製品設計者にとって重要なエラストマーの特性を併せ持った高分子素材です。その構造と性質は、プラスチック(熱可塑性物質)とゴム(エラストマー)の中間に位置しますが、素材として独自の部類に発展してきました。TPOもTPOエラストマーと呼ばれることがあります。

オレフィン系エラストマー(TPO)は、塩化ビニール系・スチレン系とともに三大熱可塑性エラストマーといわれ、一般的にポリプロピレン(PP)の中にエチレン‐プロピレンゴム(EPDM、EPM)を微分散させた熱可塑性エラストマーです。常温ではゴムのような性質を持ちながら一般のプラスティックと同様な成形加工のできるユニークな合成樹脂です。最近では自動車の部品に採用されるなど、今後も成長が期待できる材料です。

耐熱性はエステル系TPEに次ぐ強さを持ちます。また耐寒性にも優れます。−60~100℃での連続使用が可能で、高温下で老化させても塩ビのような硬度上昇を起こしません。また寒くなっても硬くなりにくく、ゴムと変わりません。比重が約0.9と小さいので塩ビやゴムに比べて製品の軽量化が図れるとともに着色ができるため、ゴムに比べ装飾性に優れます。また、熱可塑性樹脂であるためリサイクルが容易であり、塩素を含んでいないためダイオキシンが発生しません。

欠点としては、耐摩耗性や常温での耐屈曲性・耐油性・圧縮永久ひずみに不足する点などがあげられます。芳香族系有機溶剤・ガソリン・鉱物油などの非極性溶媒にはかなり膨潤するので使用の際には注意が必要です。

素材の主な用途

自動車部品(バンパー、ダクトホース、ウェザーストリップ他)、電気製品部品(洗濯機排水ホース、掃除機、フレキシブルコード他)、建築、土木(防水・遮水シート、各種フィルム、サッシガスケット他)、パッキン、チューブ、スキーシューズ、自転車やバイクのグリップなど。

印刷の可否・手順

【印刷の可否】

×

密着し難く、ゴムを曲げるとインクが割れます。

印刷サンプルギャラリー

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