株式会社 グラフィッククリエーション

ウレタン系エラストマーへのインクジェットプリント

素材の性質・印刷可否  /  素材の主な用途  /  印刷の可否・手順  /  印刷サンプルギャラリー  /  関連する基材・プリント方式

この素材の性質

熱可塑性ポリウレタン(英:Thermoplastic Polyurethane/TPU)はウレタンゴム、ウレタン樹脂とも呼ばれるプラスチックの一種で、ゴムのようなしなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強靭さを合わせ持つ高分子化合物です。

エラストマー(elastomer)とはゴム弾性を有する工業用材料の総称です。熱可塑性とは、一定以上の温度まで加熱すると柔らかくなり、簡単に加工でき、冷えると固まるという性質を指し、他の熱可塑性の素材にはSBS(スチレン系エラストマー)、TPO(オレフィン系エラストマー)などが存在します。

熱可塑性エラストマー(TPE)は、プラスチックの優れた加工特性と、製品開発者や製品設計者にとって非常に重要なエラストマーの特性を併せ持った高分子素材です。熱可塑性エラストマーの構造と性質は、プラスチック(熱可塑性物質)とゴム(エラストマー)の中間に位置しますが、素材として独自の部類に発展してきました。TPUもTPUエラストマーと呼ばれることがあります。

TPUは市場に登場してから20年が経過し、さまざまな分野で利用されており用途は極めて多様です。耐摩耗性・耐寒性に優れ、機械強度が大きいなどの特長があります。TPUは軽量で丈夫で弾力があり、成形加工・着色・リサイクルが容易なため大量、安価さが求められる製品によく利用されます。TPUは耐油性、耐オゾン性も優れていますが、アセトンなどのケトン類はTPUを徐々に溶かしてしまいます。

TPUには、ポリエステル系TPU、ポリエーテル系TPUの2つの系統が存在します。どちらも熱への耐性は脆弱で、ポリエステル系TPUは100℃弱、ポリエーテル系TPUは70℃です。また、ポリエーテル系TPUは菌や微生物に対して強い耐性を示し、比較的耐酸性・耐アルカリ性もあるため、医療関係で多く使われています。ポリエステル系TPUは高温多湿状態に長時間さらされるなど微生物の働きが激しくなった場合、微生物が出す酵素により分解されます。

素材の主な用途

高圧ホース、消防ホース、燃料チューブ、空圧チューブ、コンベアベルト、エアマット、ダイヤフラム、キーボードシート、シール材、パッキン、防振防音グッズ、接着剤、コーティング材、スポーツシューズ、カートのキャスター、自動車のコンソールボックス、医療用の輸液バッグ・カテーテルなど。

印刷の可否・手順

【印刷の可否】

△〜×

ゴムを曲げるとインクが割れます。ゴムからの可塑剤のブリードなどにより経時で密着性が低下する可能性があります。

印刷サンプルギャラリー

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関連する基材・素材

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